声優の森久保祥太郎さんが「原神」のイファ役と「アークナイツ」のエリジウム役を降板し、ファンの間で大きな話題となっています。
公式発表では「諸般の事情」とされていますが、SNS上では朗読劇「命がけの証言」への出演が影響したのではないかとの憶測が広がっています。
「命がけの証言」はウイグル問題を扱った作品であり、中国のSNS「Weibo」では森久保さんの起用に対する批判が見られました。
その後、「原神」と「アークナイツ」両方で降板が発表されたため、関係している可能性が考えられます。
ただし、運営側から正式な説明がないため、確定的なことはわかっていません。
今回の降板は、ゲーム業界における国際的な影響や政治的要素の関与について考えさせられる出来事となりました。
森久保祥太郎さんの降板理由について、多くの人が注目を続けています。
本記事が、降板の背景を知る手助けになれば幸いです。
- 森久保祥太郎の「原神」イファ役と「アークナイツ」エリジウム役の降板経緯
- 朗読劇「命がけの証言」と降板の関連性の可能性
- 中国SNSでの批判とゲーム運営側の対応
森久保祥太郎が『原神』イファ役と『アークナイツ』エリジウム役を降板

- 声優・森久保祥太郎が降板になったゲームと役
- 降板の公式発表
- SNS上の反応
声優・森久保祥太郎が降板になったゲームと役

森久保祥太郎さんは、アニメやゲーム業界で長年活躍している人気声優です。彼の降板が発表されたことで、多くのファンが驚きを隠せませんでした。今回、彼が降板したゲームは2作品あり、それぞれの作品で重要な役割を担っていました。
降板したゲームと担当キャラクター
- 『原神』 – イファ役
- 『原神』は、中国のゲーム会社HoYoverseが開発するオープンワールドRPGで、世界中に多くのプレイヤーを持つ人気作です。
- 森久保さんが担当していたのは、ナタ地方の竜医「イファ」というキャラクター。
- イファは、現時点ではセリフのみで登場していますが、プレイヤブルキャラクターとしての実装が期待されていました。
- しかし、2025年3月12日に、公式X(旧Twitter)で突如降板が発表されました。
- 『アークナイツ』 – エリジウム役
- 『アークナイツ』は、Hypergryphが開発し、Yostarが日本国内で運営するスマートフォン向けタワーディフェンスゲームです。
- エリジウムは、2020年に実装されたキャラクターで、戦略的に重要な役割を持つオペレーターの一人でした。
- しかし、2025年3月14日、公式Xにて森久保さんの降板が発表されました。
- 既存の音声については、後任が決まり次第差し替えが予想されます。
なぜ降板が注目されるのか?
森久保さんは、ゲーム業界だけでなく、アニメや吹き替えなどでも広く活躍している声優であり、今回の降板は単なるキャスト変更以上の影響を持つと考えられています。
特に、『原神』と『アークナイツ』という2作品は、どちらも中国のゲーム会社が開発・運営していることから、降板の背景についてさまざまな憶測が飛び交っています。
また、短期間のうちに2作品連続で降板が発表されたことで、「一体何が起きたのか?」とファンの間で話題になりました。
森久保祥太郎さんの降板は、ゲームファンにとって大きなニュースとなっています。今後の動向がどのように展開するのか、多くの人が注目しています。
降板の公式発表

森久保祥太郎さんの『原神』および『アークナイツ』からの降板は、どちらも公式Xにて発表されました。
しかし、どちらの発表にも共通しているのは、「諸般の事情により降板することとなりました」という表現が使われ、具体的な理由が明かされていない点です。
そのため、ファンの間ではさまざまな憶測が飛び交うこととなりました。
『原神』の公式発表(2025年3月12日)
まず、『原神』の公式Xアカウントは、3月12日に以下のような内容を投稿しました。
【出演者降板のお知らせとお詫び】
この度、『原神』に出演を予定しておりました森久保祥太郎様ですが、諸般の事情により、やむを得ず降板することとなりました。 関係各所にご迷惑をおかけしました事お詫び申し上げます。 また、旅人の皆様にご迷惑とご心配をおかけします事、深くお詫び申し上げます。 何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
この発表において、具体的な降板理由については触れられていません。
そのため、プレイヤーの間では「なぜ森久保祥太郎さんが降板するのか?」という疑問の声が相次ぎました。
『アークナイツ』の公式発表(2025年3月14日)
次に、『アークナイツ』の公式Xアカウントは、3月14日に森久保祥太郎さんの降板を発表しました。
【お知らせ】
この度、エリジウム役を担当している森久保祥太郎様について、 諸般の事情により、降板する運びとなりました。 プレイヤーの皆様、及び関係者の皆様には、 大変なご迷惑とご心配をおかけすること、心よりお詫び申し上げます。 既存音声の差し替えについては、詳細が決まり次第、別途お知らせいたします。 何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
この発表でも、『原神』と同様に「諸般の事情」という表現が使われ、具体的な理由には触れられていません。
また、『アークナイツ』の場合は、すでにゲーム内に実装されているキャラクターのため、音声の差し替えが必要になります。
そのため、「いつ差し替えが行われるのか」「新しい声優は誰になるのか」といった点がプレイヤーの間で注目されています。
公式発表の共通点と問題点
両ゲームの公式発表には、以下の共通点があります。
- 「諸般の事情」という曖昧な表現が使われている
具体的な降板理由が明かされていないため、ファンの間でさまざまな憶測が生まれている。 - お詫びの文章が含まれている
ゲーム運営側としても、ファンや関係者に迷惑をかけたことを認識している様子が伺える。
このように、公式からの発表は最低限の情報のみであり、ファンの疑問に十分に応えるものではありませんでした。
そのため、SNSやゲーム関連のフォーラムでは、さまざまな憶測や議論が飛び交うこととなりました。
『原神』イファ役の後任声優
2025年3月14日に原神公式Xにて、イファ役の後任が「寺島惇太」さんと発表されました。
『アークナイツ』のエリジウム役については、まだ発表されていないようです。
今後の公式対応に期待される点
- 後任声優の発表
『アークナイツ』のエリジウム役は新たな声優を選定する必要があるため、公式からの続報が待たれる。 - 音声差し替えのスケジュール発表
『アークナイツ』では既存キャラの音声変更が必要となるため、アップデートのタイミングが重要となる。 - 降板理由に関する追加発表
もし降板の理由が外部要因によるものであれば、今後の発表で説明される可能性がある。
現在のところ、運営側は詳細な理由について沈黙を保っていますが、今後の発表に注目が集まっています。
森久保祥太郎の降板理由は朗読劇『命がけの証言』が原因か?

- 朗読劇『命がけの証言』とはどんな作品?
- 中国SNSでの批判と降板の関連性
朗読劇『命がけの証言』とはどんな作品?

朗読劇『命がけの証言』は、2024年8月に東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで上演された作品で、中国・新疆ウイグル自治区に関する問題をテーマにした内容となっています。この朗読劇は、漫画家・清水ともみ氏による書籍『命がけの証言』を原案としており、ウイグル人の証言をもとに描かれた作品です。そのため、政治的な要素が含まれており、国内外で注目を集めました。
作品の概要
『命がけの証言』は、ウイグル人が経験した強制収容や人権侵害といった問題を描いた作品で、ウイグル問題を伝えることを目的としています。朗読劇として上演された本作は、舞台上で俳優たちが証言を読み上げる形式をとっており、視覚的な演出よりも「言葉の力」で訴えかける作品となっています。
- 公演期間:2024年8月13日~8月16日
- 会場:東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
- 出演者:森久保祥太郎、八神蓮、石渡真修、山形匠、木﨑ゆりあ、飯窪春菜 ほか
この朗読劇では、ウイグル問題を取り上げるだけでなく、ウイグル人と日本人青年の交流を通して、問題の深刻さを観客に伝えるストーリーが展開されました。
朗読劇のストーリー
物語の中心となるのは、日本人青年・小清水が在日ウイグル人女性との出会いを通して、ウイグルの現状について知っていく過程です。以下のようなポイントが描かれています。
- ウイグル人が直面する人権問題
収容所での生活や強制労働など、ウイグル族が受けた弾圧を証言する内容が含まれる。実際に被害を受けた人々の話をもとに構成されているため、リアリティがある。 - 日本人青年・小清水の変化
最初はウイグル問題に無関心だったが、ウイグル人女性との交流を通じて問題の深刻さを理解する。彼女のために何ができるのかを考え、行動を起こしていく姿が描かれる。 - メッセージ性の強い作品
政治的な要素を含むため、観客に問題提起をする意図が込められている。
中国SNSでの批判と降板の関連性

2月14日、中国のSNS「Weibo」において、あるユーザーが森久保氏のイファ(伊法)日本語版声優としての起用に対し懸念を示しました。
そのユーザーは、「命がけの証言」について、新疆ウイグル自治区の問題を暴くという名目のもと、内容が完全に歪曲され、誹謗中傷が含まれていると主張。
また、森久保氏がこの作品の朗読を担当したことを批判し、その影響が領土の安全に関わる問題になり得るとして、イファ役の声優を即座に変更するよう訴えました。
なお、『原神』の公式Xアカウントは森久保氏の降板理由を公表しておらず、その点には注意が必要です。しかし、中国国内の一部ユーザーの意見が降板の決定に影響を与えた可能性も考えられます。
この件に関する情報はWeibo上でも拡散されており、多くの中国ユーザーが「当然の結果」とするコメントや、判断を妥当とする意見を寄せています。一方で、事態を詳しく把握していなかったユーザーも存在し、議論が広がっている状況です。
降板発表のタイミングと影響
Weiboでの批判が拡大していた2025年2月から3月初旬にかけて、『原神』の森久保祥太郎さん降板の発表が行われました。
その2日後には『アークナイツ』からの降板も発表されており、このタイミングが偶然なのか、それとも批判を受けた企業側が対応を取ったのかについては、さまざまな憶測が飛び交っています。
- 降板がほぼ同時期に発表されたことの意味
- 『原神』と『アークナイツ』は別の企業が運営しているにもかかわらず、降板が相次いで発表された。
- これは、中国国内の反応を受けて、企業側が迅速に対応した可能性を示唆している。
- 公式発表では理由は明かされず
- 両作品とも「諸般の事情により降板」としか発表しておらず、具体的な説明がなかった。
- これにより、さらに憶測が広がる結果となった。
- ファンの反応と今後の影響
- 日本国内では「政治的な問題で声優が降板させられるのは問題ではないか?」という意見が見られる。
- 逆に、中国国内では「適切な対応だ」という声が多数を占めている。
企業側の対応と今後の展開
中国発のゲームは、近年、世界市場でのシェアを拡大しており、国際的な視点での対応が求められるようになっています。
しかし、今回の件では、政治的な背景が影響した可能性があるため、以下の点が注目されています。
- ゲーム業界での影響
- 今後、他の声優やクリエイターに対しても、出演作や過去の活動がチェックされる可能性がある。
- 特に、中国向けの作品に関わる声優や俳優は、過去の活動が影響を及ぼすリスクを考慮する必要がある。
- 公式の追加発表の可能性
- 企業側が、今後さらに詳しい説明を行うかどうかが注目されている。
- もし、新たな声明が発表されれば、降板の背景がより明確になるかもしれない。
- ファンの対応
- 『原神』や『アークナイツ』の日本国内のプレイヤーの一部は、降板に納得できないとの声を上げている。
- 逆に、中国のファンの多くは「当然の結果」として受け止めている。
森久保祥太郎さんの降板は、単なる声優交代ではなく、国際的な政治問題とも関わる可能性がある出来事となりました。
特に、中国SNSでの批判が先行し、その後に降板が発表されたという流れを見ると、世論の影響を受けた可能性が高いと考えられます。
今後、ゲーム業界において、出演者の過去の活動がどこまで影響するのかという点が議論されることになるでしょう。
また、森久保祥太郎さんが今後どのような活動を行うのか、ゲーム業界全体がどのような対応を取るのかについても、引き続き注目が集まります。
総括:森久保祥太郎の原神イファ役降板理由は朗読劇『命がけの証言』が原因?
- 森久保祥太郎が『原神』と『アークナイツ』のキャラクター役を降板
- 降板の発表は2025年3月12日(原神)と3月14日(アークナイツ)
- 公式発表では「諸般の事情」により降板とされ、具体的な理由は不明
- 森久保祥太郎はアニメ・ゲーム業界で長年活躍する人気声優
- 『原神』のイファは未実装キャラクターで、ストーリー内で言及されていた
- 『原神』イファ役の後任声優は「寺島惇太」さんに決定
- 『アークナイツ』のエリジウムは既存キャラであり、音声差し替え予定
- 朗読劇『命がけの証言』はウイグル問題を扱った作品
- 中国SNS「Weibo」では森久保氏の降板を求める投稿があった
- 一部の中国ユーザーが『原神』と『アークナイツ』の運営に圧力をかけた可能性
- 降板発表のタイミングがWeiboでの批判拡大と一致
- 日本国内では降板の理由について様々な憶測が飛び交う
- 一部のファンは「表現の自由」や「政治的圧力」について懸念を表明
- 降板の背景が明かされないことで、ゲーム業界全体への影響も議論されている
- 今後の森久保祥太郎の活動やゲーム業界の対応が注目されている